お食い初めとは?なぜお祝いするの?
お食い初め(おくいぞめ)とは、赤ちゃんが生まれてから100日目頃に行う日本の伝統的なお祝いです。「一生食べ物に困らないように」という願いを込めて、赤ちゃんに初めて食べ物を口元に近づける儀式を行います。実際には食べさせるのではなく、「食べさせる真似」をするのが一般的です。
メニューは「一汁三菜」が基本とされており、鯛の塩焼き・赤飯・煮物・香の物・汁物(お吸い物)が伝統的な構成です。また、歯が丈夫に生えるようにという願いを込めて、「歯固め石」を赤ちゃんの歯茎にそっと当てる風習もあります。
主役となる鯛・食器・当日の服装——この3点をどう用意するかが、準備の中心になります。
わが家の準備方法
鯛は近所の魚屋さんで事前購入・冷凍
お食い初めの主役といえばやはり鯛の塩焼きです。スーパーでも手に入りますが、たまたま近所の魚屋さんで立派な鯛を見かけたので、当日より少し早めに購入して冷凍しておきました。当日は解凍→塩焼きの流れで、思った以上にきれいに仕上がりました。魚屋さんでは下処理(うろこ・内臓の処理)もしてもらえたので、自宅での作業がぐっと楽になりました。
近所に魚屋さんがある方は、良い鯛が入ったタイミングで早めに確保しておく方法が安心です。当日のスーパー頼みだと、サイズや鮮度が選べないことがあります。

食器は実家から借りた
食器については、実家に祖母が使っていたお食い初め用の漆器セットが残っていたので、それを借りてきました。黒地に朱色の縁取りがあるクラシックなデザインで、写真に収めたときに思いのほか映えてくれました。
実家や義実家に眠っているセットがある場合は、まず確認してみるのがおすすめです。もし手元にない場合は、お食い初め後も赤ちゃんの食器として引き続き使えるかどうかを基準に選ぶと失敗しにくいです。

② ベビー袴で一気に「お祝いムード」がアップ
赤ちゃんの服装は、普段着でも問題ないとされていますが、せっかくの晴れの日なので、和装の「ベビー袴」を取り入れることにしました。
ベビー袴は、ロンパースやカバーオールの上から袴部分だけをワンタッチで装着できるタイプが主流です。これなら着替えの負担も少なく、赤ちゃんがぐずってもすぐに脱がせられるので助かりました。
選ぶときのポイントは、
- 着脱がしやすいスナップ式・マジックテープ式かどうか
- 季節に合わせた生地の厚み
- 写真映えする柄や色(兜柄・鯉柄など)
食材の準備が大変なら「お食い初めセット」も選択肢に
今回は鯛・食器・その他食材をそれぞれ用意しましたが、もっと手軽に済ませたい方には「お食い初めセット」を活用するのもおすすめです。鯛の塩焼きから赤飯、煮物、吸い物まで一通り揃っているものを選べば、温め直すだけで本格的な一汁三菜のお祝い膳が完成します。
当日の様子
当日は夫婦と赤ちゃんの3人だけで、自宅でお祝いの席を設けました。本来、料理を食べさせる真似をする「養い親」の役は、その場で最年長の人が務めるとされていますが、今回は夫婦二人だけだったので、特にこだわらず二人で交代しながら鯛・赤飯・吸い物・歯固め石を赤ちゃんの口元に運びました。
赤ちゃんはきょとんとした顔をしていましたが、その表情も含めてすべてが良い記念になりました。実家の食器と、たまたま出会えた立派な鯛のおかげで、夫婦二人だけでも十分に満足度の高いお祝いになりました。

おすすめアイテムまとめ
今回は運よく実家の食器と魚屋さんでの鯛との出会いに恵まれましたが、同じ条件が揃わない方も多いと思います。そんな方には、以下のアイテムがおすすめです。
お食い初め膳・食器セット(家紋なしのシンプルなデザインで、お食い初め後も離乳食用に使えるものが人気です)
お食い初めキット(鯛の塩焼きから一汁三菜まで一式揃い、当日は盛り付けるだけで準備が完了します)
ベビー袴(ロンパースの上から羽織るだけで、着替えの負担なくお祝いムードが出せます)
これからお食い初めをする方へのアドバイス
実際にやってみて感じたのは、完璧に一から用意しなくても、手元にあるものや偶然の出会いを上手に活用すれば、十分に心のこもったお祝いができるということです。一方で、食器や食材が手元にそろわない場合でも、お食い初めセットや食器セットを活用すれば同じくらい丁寧なお祝いができます。大切なのは、準備の完成度よりも、その日その場の雰囲気と気持ちです。
祖父母を呼ばず夫婦だけでやるのも、少人数でこじんまりとやるのも、どちらも正解です。赤ちゃんの100日という節目を、自分たちらしいかたちでお祝いしてみてください。

