ジェンダーリビールをやらない選択もある——後悔しないために知っておきたいこと

SNSを開けば、色とりどりのケーキやバルーンを使ったジェンダーリビールの投稿が目に飛び込んでくる。でも、「正直そこまでする気力がない」「二人だけで静かに喜びたい」と感じている方も、実は少なくありません。
はっきり言うと、ジェンダーリビールは絶対にやらなければいけないイベントではありません。ただ、「準備が大変そうだから」という理由だけで諦めているなら、もう少し選択肢を広げてみてほしいと思います。
この先では、やらない理由の整理、性別の見せ方への配慮、軽い形で思い出を残す方法の順にまとめます。
やらない理由は、どれも真っ当

ジェンダーリビールを見送る夫婦が増えているのには、それぞれにちゃんとした理由があります。
つわりがひどくて、ケーキを焼いたり飾り付けをしたりする体力がない。グッズを短期間で揃えるのが金銭的にも時間的にも負担になる。そもそも大掛かりなことより、二人でひっそり喜びを分かち合いたい——どれも、至極まっとうな気持ちです。
私自身も、性別がわかった妊娠20週のとき、つわりがまだ続いていて「何かしなきゃ」というプレッシャーだけが先に立ちました。結果的に小さなケーキを夫と二人で囲んだだけでしたが、それで十分だったと今は思っています。「みんなやっているからやらなきゃ」というプレッシャーを感じる必要はまったくありません。やらない選択も、立派な「自分たちらしさ」です。
性別の扱いや、周囲との温度差について
性別そのものの扱いについても慎重に考えたいという声があります。LGBTQ+など多様なジェンダーの存在が社会的に認知されてきたなかで、「男の子 or 女の子」という二択だけを強調する演出に違和感を覚える人もいます。「どちらかの性別だけを強く推しすぎること」や「性別によって喜び方に差があるように見える表現」は、周囲や将来その子ども自身が目にしたときの気持ちを考えると、見せづらいと感じる人も一定数います。
こうした背景があるからこそ、ジェンダーリビールに対して「素敵だと思う人」と「少し距離を置きたい人」の両方が存在し、温度差が生まれやすいとも言えます。「みんなやっているから」「誰もやっていないから」ではなく、自分たち家族が心地よいかどうかを基準に決めるのが一番です。



